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ボルタック店主のつぶやき

「う〜む、案の定と言うか、光る鎖帷子が全く売れん」
「盗賊は装備できないし、僧侶は胴鎧の方が強いし、前衛は言わずもがな」
「折角光ってるんだから無限ロミルワとかの付属効果がついてればまだしも」
「この中途半端な光源を何とか利用できないものか」
「う〜ん…」
「そうだ!」


「な、いいだろ?」
「でも、こんな迷宮内でなんて。魔物にいつ襲われるか分かんないし」
「大丈夫だって。ほら、ちゃんと上は光る鎖帷子着てるじゃないか。ACは低いままだから」
「でも…」
「とか言いつつ、下はバッチリ準備できてるじゃん」
「そんなことない…」
「嘘ついても駄目だよ。光ってるから暗くてもよく見えるんだ」
「やぁ…」
「ほら、光が反射してすごく輝いてるよ。相変わらず綺麗だ」
「そんな、じっくり見ないでよぉ」
「へっへっへっ、そうだな。こんなになってるもんな。後ろ向いて壁に手つけて」
「ん…はやくぅ」
「そぉら、お待ちかねのをぶち込んでやるぜ」


ボルタック「これで売れる!」
買い物客A「売れねーよ」
買い物客B「つーか毒消しくれ」


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訓練所職員「何度頼まれても駄目。規則なんだから」
エルフ♀「そこを何とかお願いします!」
訓練所職員「駄目だって。君が未熟なのが悪いんじゃないか」
エルフ♀「あと1点足りないだけじゃないですか!」
訓練所職員「その1点が重いの。冒険者として許可できる最低ラインが5点なんだから。それ以下は失格」
エルフ♀「でも4点あるからビショップになれるんです! そしたら生活費稼げるんです!」
訓練所職員「例えダンジョンに潜らない鑑定要員でも5点無いと駄目」
エルフ♀「本当にお願いします! 何でもしますから!」
訓練所職員「…何でも?」
エルフ♀「はい、本当に何でもします。だからお願いします」
訓練所職員「んん、そうなんだ。何でも、ねえ」
エルフ♀「はい、冒険者になる為ならどんな覚悟もできてます。ですから…」
訓練所職員「そっかあ。ところで君いくつ?」
エルフ♀「15です」
訓練所職員「若いねえ。それじゃあ、お願いしちゃおうかな。覚悟はいい?」
エルフ♀「はい…」
訓練所職員「それじゃあ、してもらおうか」


訓練所職員「来年に再受験を」


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プリースト「ねぇ、まだなの?」
メイジ「早くアタシ達に替わってよぉ」
先客A「駄目駄目。先にマーフィー確保したのは俺らなんだから」
先客B「朝一で並んでようやく順番回ってきたんだ。最低限レベルアップするまでは譲れないよ」
プリースト「アタシ達、1軍が全滅したから急いで鍛えなきゃ駄目なの」
メイジ「早く回収に行かないとロストしちゃうよお」
先客A「それはご愁傷様。でもそれとこれは別」
先客B「俺ら悪だからね。他人より自分らの都合優先なのよ。悪いね」
先客C「心配しなくても終わったら部屋から出るから待っててよ」
先客D「もっとも次のレベルアップで俺らマスターレベルだから時間掛かるけどな。はっはっはっ」


プリースト「駄目だった」
メイジ「ごめんなさい」
ファイター1号「仕方ないね」
ファイター2号「可愛い女の子が頼み込めば何とかなるかと思ったが甘くないか」
プリースト「どうしよう」
メイジ「順番待ってたら皆ロストしちゃう」
ファイター2号「つっても力ずくで奪おうとしても返り討ち確実だしなあ」
ファイター1号「だらしねえな」
メイジ「何かいい方法ないかなあ」
ファイター2号「そうだなあ。天の岩戸作戦ってのはどうだろう」
ファイター1号「つい最近は、岩に隠れとったのか?」


先客E「ようやく諦めたみたいだな」
先客F「一発やらしてくれるなら譲っても良かったかもな」
先客D「だなあ。ちょっと勿体無かったか」
先客C「さ、再開しようぜ。残り164匹だ」
???「…ぁん」
先客A「何か言ったか?」
先客D「いや?」
先客B「今の女の声だろ。俺らの訳ねーじゃん」
???「だめぇ、こんなところでぇ」
先客C「…外の連中か?」
先客F「なるほど。エロい声で俺らをおびき寄せて外に出させようって訳か」

先客A「発想が貧困だな。そんな餌で俺らが釣られクマー」
先客E「どうせ交代に備えてマッサージしてただけってオチだろ。陳腐なんだよ」
???「やぁ…はいってくるぅ」
先客A「………」
先客B「…どうせ耳掃除ってオチだよ」
先客D「そうだよな。そんな訳ねえ…」
???「やぁ、んっ、おっきぃ」
先客F「………」
先客E「中々釣りの腕前が達者なようで」
先客C「演技と分かってても、こうクルものがあるな」
???「あ、や、い、いく、だして、いっしょにい!」
先客達「「「「「「………」」」」」」
先客B「これはけしからんな」
先客F「ベタベタすぎると注意しにいかないとな」
先客A「そうだな。あくまで台本が貧弱だという指摘をしにいかないとな」
先客D「うむ、アドバイスなら賛成だな。後輩冒険者達に先輩からのアドバイスだ」
先客E「そうそう。あくまで指導だ指導」

ガチャ

先客A「あー君達。喘ぎ声で人を釣るならもう少し考えt」
メイジ「だめっ、くるっ、くるっ!!」
プリースト「いっっっっっくううううぅぅ!!」
先客達「「「「「「って本当にやってるしーーーー!!!」」」」」」
ファイター2号「ふうっ、ふうっ…あ、出てきた。出した途端に出てきた」
ファイター1号「ナイスでーす」
先客D「お前ら何しとんねん!!」
ファイター2号「はあっ、はあっ、いや、最初は、エロ台詞だけで、釣ろうと、したんだけど」
ファイター2号「この子たちが、演技なんて、できないって、いうから」
ファイター2号「じゃあ、演技じゃなくて、実際にやればいいじゃないって、事になって」
先客C「どうしてこうなった」
メイジ「あ…抜いちゃやだぁ」
プリースト「なんか、火ぃついちゃった。もう一回、お願い」
ファイター1号「歪みねえな」
ファイター2号「そういう訳で、俺ら、これから、2回戦、やるから、気にしないで、狩り、続けてて」
先客達「「「「「「できるかっ!!!」」」」」」

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